群馬の12市でいちばん「若い」のは伊勢崎市です――人はどこで増えているのか、市の統計で見ました

川の流れる平らな土地の地図に家のまとまりが点在し、一部の家々が琥珀色に明るく大きくなっている絵

伊勢崎市は、群馬の12の市の中で、65歳以上の人の割合がいちばん低い市です。

2023年10月1日の数字で、伊勢崎市は26.0%。いちばん高い桐生市は37.5%です。

私は小学1年生から伊勢崎で育ち、29歳で戻ってからも、30年以上ここで暮らしています。暮らしている実感と、市の統計の数字を並べて、伊勢崎がいまどんな街なのかを見てみました。

目次

まず、材料です

使ったのは、伊勢崎市が出している統計の冊子「グラフで見るいせさき 令和5年版」です。

見たこと 数字 いつの数字・もとの調査
人口 211,850人 2020年10月1日(国勢調査)
65歳以上の割合 26.0%(群馬の12市でいちばん低い) 2023年10月1日(群馬県年齢別人口統計調査)
1日に生まれる人/亡くなる人 3.9人/6.8人 伊勢崎市統計書 令和5年版から市が算出
1日に転入する人/転出する人 26.5人/23.4人 同上
外国人住民 15,183人(群馬の12市でいちばん多い) 2023年12月31日(群馬県)
民営の事業所/働く人 8,164か所/94,514人 2021年(経済センサス)

人口は、ずっと増えてきました

国勢調査の人口は、1970年の137,118人から、2020年の211,850人まで、5年ごとの調査で一度も減っていません。

ただ、増える幅は小さくなっています。1970年から1975年の5年間では9,998人増えましたが、2015年から2020年の5年間は3,036人でした。

群馬でいちばん「若い」市

65歳以上の割合(2023年10月1日)を群馬の12の市で比べると、伊勢崎市が26.0%でいちばん低く、次が太田市の26.9%です。いちばん高いのは桐生市の37.5%でした。

とはいえ、伊勢崎も年をとってきています。国勢調査では、65歳以上の割合は1995年の14.4%から、2020年の25.5%に上がりました。「若い」は、群馬の市どうしで比べたときの話です。

🔴 生まれる人より、亡くなる人が多い

市が統計書から計算した数字では、伊勢崎では1日に3.9人が生まれ、6.8人が亡くなっています。これだけなら、人口は1日に2.9人ずつ減っていく計算です。

その分を埋めているのが、引っ越してくる人です。1日に26.5人が転入し、23.4人が転出していて、差し引き3.1人の転入超過です。

伊勢崎の人口は、ここに住むことを選んで来る人たちに支えられています。

増えているのは、東と赤堀

市の地区ごとの人口(各年4月1日・市民課)を、2009年と2024年で比べました。

地区 2009年 2024年 増減
赤堀 21,209人 24,218人 +3,009人
24,722人 27,359人 +2,637人
宮郷 25,674人 26,708人 +1,034人
茂呂 17,005人 17,549人 +544人
三郷 14,160人 14,578人 +418人
名和 17,799人 17,140人 −659人
10,279人 9,233人 −1,046人
豊受 19,351人 18,132人 −1,219人
7,962人 6,705人 −1,257人
30,918人 29,386人 −1,532人
殖蓮 22,499人 20,915人 −1,584人

いちばん増えたのは赤堀地区(旧赤堀町)と東地区(旧東村)で、15年で2,600〜3,000人ずつ増えています。反対に、市の中心の北・南や、境地区(旧境町)は減りました

東地区は、私が育った東村です。子どもの頃の私にとって伊勢崎市は隣の市で、中心部へ出かけるのは「市に行く」という感覚でした。その東村が、いまは伊勢崎の中でも人が増えている地区になっています。

外国人住民は、群馬でいちばん多い

伊勢崎市の外国人住民は15,183人(2023年12月31日)で、群馬の12の市でいちばん多く、市民の14人に1人にあたります(統計書から市が算出)。

数は一直線に増えてきたわけではありません。2008年の12,286人から2013年の9,704人に減り、そこから2023年の15,183人まで増えました(各年12月末・市民課)。

ハローワーク伊勢崎の管轄区域では、外国人を雇っている事業所が1,026か所、外国人の労働者が9,976人です(2023年10月末・群馬労働局)。2009年は、それぞれ317か所・2,764人でした。

近くの流通団地には工場があり、自転車で働きに行く外国の方々の姿を見かけます。24時間動いている工場もあります。一生懸命に働いている方々を見て、本当に感心します。

小さな事業所と、ものづくりの街

民営の事業所は8,164か所、そこで働く人は94,514人です(2021年・経済センサス)。

事業所の数でいちばん多いのは卸売業・小売業(24%)、働く人の数でいちばん多いのは製造業(32%)です。製造品出荷額等は、群馬の12の市で太田市に次ぐ2番目でした(2020年実績・経済センサス)。

お店や小さな事業所がたくさんあり、ものづくりで働く人が多い街だと分かります。

この話の限界

数字は、伊勢崎市「グラフで見るいせさき 令和5年版」に載っているものを、そのまま使っています。国勢調査・市民課の集計・群馬県の調査・経済センサスと、もとの調査も年もばらばらで、同じ時点にはそろっていません。

「若い」は、群馬の12の市の中で比べた話です。町や村は入っていません。そして65歳以上の割合は、伊勢崎でも上がり続けています。

1日あたりの数字は、市が統計書から算出したものです。年によって動きます。

なぜ東や赤堀で人が増えたのか、なぜ外国人住民が減ったり増えたりしたのかは、この冊子からは分かりません。確かめていません。

伊勢崎で暮らして思うこと

伊勢崎は、私にとって、とても住みやすい街です。親戚も多く、子どもの頃から見てきた場所がたくさんあります。

数字を並べてみると、ここに住むことを選んで来る人と、ここで働く人たちに支えられている街だということが見えてきました。

伊勢崎の世界遺産、田島弥平旧宅のことも書いています(→ 伊勢崎市には世界遺産があります――田島弥平旧宅で見た、一回り小さなお蚕さん)。

弊社は、この伊勢崎市にある会社です。地域の数字の読み方や、事業の伝え方のご相談はWebマーケティング・SEO支援のページ、あるいはお問い合わせからどうぞ。お返事は3日以内を目安にしています。

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