ドローン空撮の費用は、飛ぶ時間より先に「その場所が飛ばせるか」で決まります

上から見た土地の図に3つの円が重なり、3つとも重なった部分だけが塗られている

ドローン空撮の費用は、飛ぶ時間より先に「その場所が飛ばせるかどうか」で決まります。

機材や撮影時間の差より、飛ばすための手続きが要るかどうかのほうが、かかる手間を大きく動かします。同じ1日の撮影でも、そこが変われば準備の量が変わります。

ここでは、費用が何で決まるのかを内訳で書きます。弊社の料金そのものは料金のページにあります。

目次

まず、飛ばせるかどうかは3つで決まります

🔴 この3つは別々の決まりごとです。1つでも欠けたら飛べません。

何を見るか 決めるのは 中身
1. 航空法 国土交通省 その空域で飛ばせるか、その飛び方が許されるか
2. 場所の持ち主 土地や施設の管理者 そこから飛ばして・その上を飛んでよいか
3. 小型無人機等飛行禁止法 警察 重要な施設の周りかどうか

3番目は、1番目とは別の法律です。国の飛行許可を持っていても、資格を持っていても、3番目の根拠にはなりません。

🔴 「申請の画面で確認したら問題なかったので飛ばした」が、そのまま違反になることがあります。見ている法律が違うからです。

2026年7月に、3番目の範囲が広がりました

2026年7月14日に施行された改正で、対象になる施設の周りがおおむね300メートルから、おおむね1,000メートルへ広がりました。面積にすると、およそ11倍です。

あわせて、その範囲で飛ばすこと自体に罰則ができました。それまでは警察官の命令が先にありましたが、いまは命令を待たずに違反が成立します。

対象になるのは、国の重要な施設、自衛隊と在日米軍の施設、定められた空港、原子力に関する事業所などです。

その範囲で飛ばす場合、手順は2つです。

  1. 施設の管理者などから、同意を書面でいただく
  2. 飛行を始める48時間前までに、警察を通じて届け出る

🔴 ここを取り違えないでください。「48時間前」は2番目の締切であって、「2日前に言えば飛ばせる」という意味ではありません。

時間がかかるのは1番目のほうです。どこに連絡し、誰が判断し、書面がいつ出るか——これは相手のあることなので、こちらでは決められません。数日で済むこともあれば、それ以上かかることもあります。

そして、同意が出ないこともあります。その場合は飛ばせません。

ここが、費用の内訳でいちばん大きく効くところです。同じ撮影でも、この手続きが要る場所なら、撮影日が決まるまでの期間そのものが変わります。撮る時間は同じでも、そこに至るまでが別物です。

🔴 去年の「問題なし」は、使い回せません

2026年7月13日までに出した「この場所は対象外」という判断は、300メートルだった頃のものです。

弊社は、判定を記録に残すとき「対象外でした」ではなく「いちばん近い対象施設と、そこまでの距離」を書くようにしています。基準が変わったときに、結論だけ残っていると、全部やり直しになるからです。

費用が動く5つのところ

1. 飛ぶ時間

いちばん分かりやすいところです。弊社の料金は飛行時間で3つに分かれています(→ 料金のページ)。

2. 場所(ここがいちばん動きます)

上に書いた3つの判定です。そのまま飛ばせる場所と、同意と届け出が要る場所では、同じ撮影でも準備がまったく違います。

そして、航空法の側にも別に手続きがあります。弊社は国の包括的な許可を受けているので多くの飛び方はその中で行えますが、催しの上空など、包括に含まれない飛び方は個別の申請になります。

そして「近くに何があるか」は、行ってみないと分からないことがあります。地図の上で見るのと、実際の見通しや人の流れは別です。

3. 天気の予備日をいくつ取るか

ドローンは風で飛べません。雨だけでなく、地上で問題なくても上空で風が強い日があります。

予備日を取るかどうかで、費用も日程も変わります。1日で決めきる前提なら安く済みますが、その日が荒れれば撮れません。

4. 移動

弊社は群馬県伊勢崎市が拠点で、片道100キロを超える場所は交通費が別に加わります。国の包括的な許可を受けているので、撮影そのものは全国で行えます。

5. 納品の形

撮って渡すだけか、編集まで含めるかで変わります。

弊社は撮影したデータをすべてお渡ししています。使わなかったカットも含めてです。あとから「あの角度が欲しかった」となったとき、手元にあるかどうかで話が変わるからです。

見積もりを取るときに、伝えていただきたいこと

  1. 撮る場所(住所か、地図で指せる場所)——これが分からないと、3つの判定ができません
  2. 何を撮りたいか(建物・敷地・工事の進み具合・イベント・風景)
  3. いつまでに要るか——手続きが要る場所だと、いつ撮れるかは、こちらだけでは決められません。早めに伺えるほど、選べる日が増えます
  4. 使い道(ウェブに載せる・印刷する・社内で見る)——必要な画質と納品の形が変わります
  5. 人が写ってよいか

1番目がいちばん大事です。場所さえ分かれば、「そのまま飛ばせるか、手続きが要るか」をお調べしてお返事します。

お返事は3日以内を目安にしています。お急ぎの場合は、その旨をお書き添えください。内容によっては、その日のうちにお答えできます。

弊社の体制

資格 一等無人航空機操縦士(国家資格)ほか
許可 国土交通省の包括的な許可により、日本全国で撮影できます
保険 賠償責任保険(対人対物1億円
実績 200時間以上の飛行で、事故は0件
納品 撮影したデータはすべてお渡しします

この記事の限界

ここに書いた法律の話は、2026年9月時点で確かめたものです。基準は変わります。実際に飛ばす前には、そのつど確かめ直します。

弊社は法律の専門家ではありません。判定の根拠は、警察庁など元の情報を出しているところで確かめています。都道府県の案内が古いまま残っていることもあるので、そこは見ないようにしています。

費用の内訳は、弊社のやり方でのものです。撮影を請け負う会社によって、どこに費用がかかるかは変わります。

弊社の考え方

「飛ばせますか」と聞かれたら、その場で「たぶん大丈夫です」とは答えません。

3つの判定を通してからお答えします。1つでも欠けていれば飛べませんし、飛ばしてしまえば、責任を負うのは撮影する側だけではありません。

ですので、断る判断もします。その場合は、なぜ飛ばせないかと、代わりに何ができるかをお伝えします。

料金は料金のページに、撮影の流れは空撮ご依頼の流れに、細かい条件はよくあるご質問にあります。

お見積りはお問い合わせ・見積依頼からどうぞ。場所と時期をお書きいただければ、飛ばせるかどうかからお調べします(3日以内を目安にお返事します。お急ぎのときは、その旨をお書き添えください)。

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