Codex と Claude Code を組み合わせる使い方が、よく紹介されるようになりました。その一つが、Claude Code の成果物を OpenAI の Codex に見せる方法です。作ったAIとは別の会社のAIが見ると、作った側が見落とした所を拾えることがあります。私の場合も、そうでした。
この点検は、Claude Code が返事をするたびに自動で走らせることもできます。ただ、私は自動にはしませんでした。この記事では、AIにAIの点検をさせるとき、会社で「いつ」「何を」点検させるかを決めておく理由を書きます。
自動レビューは1行で始められる。ただし範囲が広い
私が入れた Codex 連携のプラグインには、Claude Code の返事ごとに Codex が目を通す「自動レビュー」の機能があります。始めるのに必要なのは、設定の1行だけです。
ただ、私の環境では、同じ作業フォルダの中で、作業ごとにオンとオフを切り替えることはできませんでした。並行して進めている他の作業まで、まとめて点検の対象になります。私の作業環境では、動作が遅くなるおそれもありました。
効く点検は、仕事の種類で違う
記事や資料の場合、問題になるのは誤りが読み手に届くことです。私の文章の仕事では、下書きの段階で何度も見てもらうより、公開や送信の手前で一度、しっかり見てもらうことを重視しています。
一方、プログラムは、途中の小さな見落としが積み重なって後で大きな不具合になりがちです。作っている途中で何度も見てもらう価値があります。
私の場合、Codex による最初の点検で、作った側のAIが見直しても見つけられなかった不具合が1件見つかりました。
会社で決めておく3つのこと
1. 点検する「時」を決める
文章や資料は、公開・送信・納品の直前。プログラムなら、機能を一つ仕上げた段階。点検する時を決め、その時に実際に点検したかも確かめるようにします。
2. 点検役には、書き換えの権限を渡さない
点検を頼むAIにはファイルを書き換えさせず、読むだけの設定にします。渡す資料は必要な分に絞り、パスワードなどの秘密が入ったものは含めません。
3. 指摘を採るかは、人が決める
AIの指摘は材料であって、判定ではありません。指摘ごとに、作ったAIの見立てを添えて並べ、採るかどうかは担当者が決めてから直します。指摘が少なかったからといって、安全だとは言えないことも共有しておきます。
言葉で頼む形の弱点と、その手当て
私は、言葉で頼むと点検が動く形にしています。会社で使うなら、公開や納品の手順の中に「点検の結果が無ければ先へ進まない」という一行を入れておくと、言い忘れを手順の側で止められます。
まとめ
Codex と Claude Code の連携で、AIにAIの点検をさせるのは、私の仕事では効きました。ただ、全部の作業に自動でかけるより、仕事の種類に合わせて点検の時を決め、読むだけで渡し、採るかは人が決める形のほうが、会社では運用しやすいと考えています。言い忘れは、手順の側で止める仕組みを用意しておきます。
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