Claude Code で動画編集ができる、という話を見かけるようになりました。私が見かける紹介は、AIが編集ソフトを画面越しに動かす方法が中心です。
私の事務所でも、動画は Claude Code に作ってもらっています。ただし、使っているのは画面のない動画の道具、FFmpeg です。ドローンの映像、ショート動画、連載、広告まで、これまでに作った本数を数えると、700本近くになりました(種類ごとに足した数で、重なりがあるかもしれません)。この記事では、会社で動画編集を Claude Code に任せるときの考え方と、人が担う所を書きます。
FFmpeg とは:文字の命令で動く動画の道具
FFmpeg は、動画の加工を文字の命令で行う道具です。開発が始まったのは2000年ごろで、技術者のあいだでは長く使われてきた無料の道具です。
画面がないため、人が使うには命令を覚える必要がありました。ところが Claude Code は、文字の命令を組み立てるのが得意です。こちらが日本語で仕上がりを伝えれば、命令は Claude Code が組み立てて動かします。文字の命令は、AI が得意な形です。
量を作れることが、会社にとっての強み
多い日には、1日で78本の動画を作りました。手作業で編集していたら、とても1日では終わらない量です。
量を作れると、試せる数が増えます。広告やショート動画のように、出してみないと反応が分からないものほど、数を出せることが力になります。反応が良かった1本があったとき、反応の薄かった他の動画と比べて理由を考えられるのも、数があってこそです。
確認の担当と、合格の基準を決めておく
Claude Code に作らせた動画を、そのまま出すことはしません。社内で任せる場合は、誰が、どの基準で見て、誰が公開を承認するかを先に決めておくのがよいと考えています。
基準は、見る人の側に立ったものにします。スマホの幅で字が読めるか、始まりの数秒に動きがあるか、といったものです。なかでも、曲と声の大きさの差は、会社として一つに決めておくと、担当者が替わっても音がそろいます。
直した理由を、会社の資産として残す
いちばん大事なのは、直した内容と理由を記録に残すことです。「最初の3秒が止まって見えたので、動きのある場面に替えた」「スマホで字が小さかったので大きくした」。記録は、次に動画を作るときに Claude Code が最初に読む資料になります。私の場合、本数を重ねるほど直しの手間が減っていきました。
記録の置き場所と、追記する担当を決めておけば、担当者が替わっても残ります。私の事務所では、この形で作り方が少しずつ積み上がってきました。
まとめ
Claude Code での動画編集は、画面を操作させるだけでなく、FFmpeg のような画面のない道具を言葉で動かす形もあります。量を作れるのが強みですが、字の大きさ、音、最初の数秒は人が確かめる。そして直した理由を記録に残し、次の1本に生かす。この流れを作っておくと、作るほど仕上がりが安定しやすくなります。
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